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2024年02月01日

2024シーズン 河津桜開花予想 2月1日現在

2024シーズン 河津桜開花予想  2月1日現在

本日河津桜祭りがオープンしました。




<開花概要>
前回更新(1/17)から、平年気温を大きく上回る状況が続くなか、全体的に花芽の膨らみや開花が急激に進んでいます。
河津川沿い約4kmの並木での今シーズンの特徴として、植栽時期、個体差、枝毎でそれぞれ開花の状況が大きく異なっています。
これらは休眠覚醒のタイミングの差異がいろいろな状況下で微妙に影響していると推察されます。
また、今シーズンのように早期に開花した場合のリスクとして、今後強烈な寒波による寒風が吹くことにより、花弁が凍傷(縮れてしまったり、もっとひどいと茶色く変色)になることがあります。(氷点下にならない降雪程度ならさほど問題はありません)


・原木

南側の枝で開花が進みました。全体的には2分咲と言えます
蕾も半開きが3割あり、数日後は見ごろ(4分咲以上)に突入です。


正面画像



・河津川沿い 並木 花芽総数からすると1分咲弱
峰小橋付近からいで湯橋までの並木で開花が進んでいます。
すでに8割の花芽で蕾が飛び出した状態となり、そのうちの2割が開花または開花寸前です。
3分咲きを越えた個体も出てきましたが、バラツキがあるため、今後平年並みの気温で推移すると、これらがすべて開花するには2週間くらいはかかりそうです。



峰小橋上流(消防署裏) チラホラ~2分咲



峰小橋下流 チラホラ~2分咲



いで湯橋上流 チラホラ~2分咲



豊泉園地足湯前2本 すでに5分咲で見ごろ



豊泉橋上流 この並木は例年比較的開花が遅い ちらほら
河川工事で川が濁っているのが残念



来宮橋上流 ちらほら 一部で1分咲



館橋下流部 ちらほら~1分咲 



河津駅前 ちらほら


さくら河津川沿い並木全体の花芽の総数を100とし、2/1現在の花芽の状態を%で表示します。


茶色い包皮で覆われている・・・0%



全体が丸く膨らんで緑がかっている・・・4%



蕾の先端が見えている・・・10%



蕾が短く飛び出している・・・25%



蕾が長く飛び出している・・・40%

開花寸前・・・20%


開花中・・・0.5%

散り花・・・0.2%



<開花予想>

現在「蕾が長く飛び出している」・・・40%がすべて開花するのは

今後、気温推移が平年並みとすると・・・2月14日前後

3月上旬並みの気温の高い状態が続いた場合・・・2月10日前

最高気温が10度以下、最低気温0℃の日が続いた場合・・・・・・2月17日以降

※2月10日すぎには見ごろとなりそうです。

※なお河津桜は3-4分咲でも十分すばらしいです。

※ 次回更新は2月11日を予定しています。   

Posted by 謎の住人 at 16:51Comments(0)河津桜開花情報

2024年01月17日

2024シーズン 河津桜開花予想 始動 1月17日現在

2024シーズン 河津桜開花予想 始動 1月17日現在


永年にわたり、当サイトをご覧いただきありがとうございます。
正月早々、悲しい出来事が続きました。
思い起こせば、1991年バブル崩壊による経済停滞やその後のサリン事件などで、世の中が鬱屈し、寒い冬を過ごしていたときでした。大手新聞社の第一面に上空から撮影された河津桜並木画像が大きくカラー掲載されたのです。以後河津桜の名はマスコミ連鎖によって多くの人に認知されました。その紙面のインパクトは相当強いものであったと思います。
「まだ寒いけど春はもうそこまで来ている・・・」と。

<開花概要>
一般的なサクラ(たとえばソメイヨシノ)は、夏期に花芽を形成し一旦休眠に入ります。一定の寒さを感知すると休眠が覚醒(休眠打破とも)し、その後は累積温度がカギとなります。
河津桜の実生である別種の河津正月桜は、この休眠と覚醒が曖昧で、休眠がほとんど無いとも考えられています。12月が異例の高温となったため、この桜は年明けにほぼ満開となってしまいました。
さて、河津桜はどうかと言うと、寒さを受けないと花芽が動き出さないためこの休眠打破がいつ行われたかで開花日が大きく変わってきます。

本日11/17現在の河津川沿いの並木はどうなっていたのかと言うと、すでに開花または花芽が飛び出した開花寸前の個体が数本あったり、一部の枝でそのような状況だったり、まだ茶色い包皮に硬く閉ざされた花芽も見られました。
これらは、休眠打破のタイミングがそれぞれで異なったからだと思われます。

ちなみに「雨が降ると開花する」とよく言われますが、極限の水分不足でギリギリの状況でないかぎり、雨と開花との因果関係はないと桜の権威が言っていました。あくまで温度なのです。
現段階では、昨年のクリスマス寒波以来温暖な日が続いており、第一回河津桜祭り開催以降で最も早い状況と言えます。


・原木

全体的に花芽が膨らんでいて一部の枝で開花している
ただこの開花はソメイヨシノで言う開花とは異なり、今後、他の花芽が連続して咲くことはない



案内看板上 



庭の中側へ伸びる枝で開花が進んでいる
これまで見られない状況



・河津川沿い 並木
およそ半数の花芽はすでに丸く膨らんでいる状況



峰小橋より下流の桜並木と平均的な花芽の様子
この付近の並木は休眠打破が早いと考えられ、スタートは早いが、その後の加温は下流部より低く開花へのスピードは若干遅くなる



いで湯橋上流



豊泉園地足湯前 例年とおり先駆けて開花 葉が残る



笹原公園大看板付近

 

館橋下流部 公共放送定点カメラ設置場所(現在なし)



河津駅前


さくら河津川沿い並木全体の花芽の総数を100とし、1/17現在の花芽の状態を%で表示します。


茶色い包皮で覆われている・・・35%



全体が丸く膨らんで緑がかっている・・・54%



蕾の先端が見えている・・・10%



蕾が短く飛び出している・・・1%



蕾が長く飛び出している・・・0.02%

開花寸前・・・0.01%


開花中・・・0.01%



<開花予想>

現在「全体が丸く膨らんで緑がかっている」・・・54%が開花するのは

今後、気温推移が平年並みとすると・・・2月20日前後

3月上旬並みの気温の高い状態が続いた場合・・・2月15日前

最高気温が10度以下、最低気温0℃の日が続いた場合・・・・・・2月25日以降



※なお河津桜は3-4分咲でも十分すばらしいです。

※ 次回更新は2月1日を予定しています。   

Posted by 謎の住人 at 16:43Comments(1)河津桜開花情報

2023年03月06日

2023シーズン 河津桜開花予想 3月6日現在 今季最終

2023シーズン 河津桜開花予想 3月6日現在 今季最終


<河津桜の親系統が開花>

自然交配によってこの世に出たカワヅサクラ。その親はカンヒザクラと早咲きオオシマザクラと推定されています。

現時点でこの親の種がほぼ満開となっています。

【カンヒザクラ】

河津川左岸に1本植栽されている


石垣島に自生し、紅が濃く下向きに開く


【早咲きオオシマザクラ】

車道下佐ケ野谷津線の峰地区に植栽されている


大振りの白い花弁でソメイヨシノの父親でもある
強い香りを発し、塩漬けした葉は桜餅に利用



<開花概要>
河津桜は8割以上の花弁がが散っており、若葉が展開しています。
現時点で満開を迎える個体は、河津桜実生などの別種や全く系統の異なった個体も混じります。但し山間部(上佐ケ野鉢ノ山など)では満開前の個体も多く見られます。

河津桜祭りが閉幕しその総括として新聞等マスコミでは、「今シーズンは開花が遅れた」と書いていますが、このサイトとしては「若干早かった」と評価しています。


・原木

わずかに花弁が付いている



・河津川沿い並木 850本


いで湯橋上流 2割ほど花弁を残す個体あり  



踊り子温泉会館付近の並木



河口 浜橋上流の歌碑付近



河津駅前 別品種が混じる



【来宮神社鳥居横の桜】
河津桜の実生種と推定されます。


来宮神社鳥居右横の2本


同上


※今シーズンの更新はこれで終了とします。来年は1月中旬開始を予定しています。
  

Posted by 謎の住人 at 10:52Comments(1)河津桜開花情報