2024年01月17日
2024シーズン 河津桜開花予想 始動 1月17日現在
2024シーズン 河津桜開花予想 始動 1月17日現在
永年にわたり、当サイトをご覧いただきありがとうございます。
正月早々、悲しい出来事が続きました。
思い起こせば、1991年バブル崩壊による経済停滞やその後のサリン事件などで、世の中が鬱屈し、寒い冬を過ごしていたときでした。大手新聞社の第一面に上空から撮影された河津桜並木画像が大きくカラー掲載されたのです。以後河津桜の名はマスコミ連鎖によって多くの人に認知されました。その紙面のインパクトは相当強いものであったと思います。
「まだ寒いけど春はもうそこまで来ている・・・」と。
<開花概要>
一般的なサクラ(たとえばソメイヨシノ)は、夏期に花芽を形成し一旦休眠に入ります。一定の寒さを感知すると休眠が覚醒(休眠打破とも)し、その後は累積温度がカギとなります。
河津桜の実生である別種の河津正月桜は、この休眠と覚醒が曖昧で、休眠がほとんど無いとも考えられています。12月が異例の高温となったため、この桜は年明けにほぼ満開となってしまいました。
さて、河津桜はどうかと言うと、寒さを受けないと花芽が動き出さないためこの休眠打破がいつ行われたかで開花日が大きく変わってきます。
本日11/17現在の河津川沿いの並木はどうなっていたのかと言うと、すでに開花または花芽が飛び出した開花寸前の個体が数本あったり、一部の枝でそのような状況だったり、まだ茶色い包皮に硬く閉ざされた花芽も見られました。
これらは、休眠打破のタイミングがそれぞれで異なったからだと思われます。
ちなみに「雨が降ると開花する」とよく言われますが、極限の水分不足でギリギリの状況でないかぎり、雨と開花との因果関係はないと桜の権威が言っていました。あくまで温度なのです。
現段階では、昨年のクリスマス寒波以来温暖な日が続いており、第一回河津桜祭り開催以降で最も早い状況と言えます。
・原木
全体的に花芽が膨らんでいて一部の枝で開花している
ただこの開花はソメイヨシノで言う開花とは異なり、今後、他の花芽が連続して咲くことはない
案内看板上
庭の中側へ伸びる枝で開花が進んでいる
これまで見られない状況
・河津川沿い 並木
およそ半数の花芽はすでに丸く膨らんでいる状況
峰小橋より下流の桜並木と平均的な花芽の様子
この付近の並木は休眠打破が早いと考えられ、スタートは早いが、その後の加温は下流部より低く開花へのスピードは若干遅くなる
いで湯橋上流
豊泉園地足湯前 例年とおり先駆けて開花 葉が残る
笹原公園大看板付近
館橋下流部 公共放送定点カメラ設置場所(現在なし)
河津駅前
河津川沿い並木全体の花芽の総数を100とし、1/17現在の花芽の状態を%で表示します。
茶色い包皮で覆われている・・・35%
全体が丸く膨らんで緑がかっている・・・54%
蕾の先端が見えている・・・10%
蕾が短く飛び出している・・・1%
蕾が長く飛び出している・・・0.02%
開花寸前・・・0.01%
開花中・・・0.01%
<開花予想>
現在「全体が丸く膨らんで緑がかっている」・・・54%が開花するのは
今後、気温推移が平年並みとすると・・・2月20日前後
3月上旬並みの気温の高い状態が続いた場合・・・2月15日前
最高気温が10度以下、最低気温0℃の日が続いた場合・・・・・・2月25日以降
※なお河津桜は3-4分咲でも十分すばらしいです。
※ 次回更新は2月1日を予定しています。
永年にわたり、当サイトをご覧いただきありがとうございます。
正月早々、悲しい出来事が続きました。
思い起こせば、1991年バブル崩壊による経済停滞やその後のサリン事件などで、世の中が鬱屈し、寒い冬を過ごしていたときでした。大手新聞社の第一面に上空から撮影された河津桜並木画像が大きくカラー掲載されたのです。以後河津桜の名はマスコミ連鎖によって多くの人に認知されました。その紙面のインパクトは相当強いものであったと思います。
「まだ寒いけど春はもうそこまで来ている・・・」と。
<開花概要>
一般的なサクラ(たとえばソメイヨシノ)は、夏期に花芽を形成し一旦休眠に入ります。一定の寒さを感知すると休眠が覚醒(休眠打破とも)し、その後は累積温度がカギとなります。
河津桜の実生である別種の河津正月桜は、この休眠と覚醒が曖昧で、休眠がほとんど無いとも考えられています。12月が異例の高温となったため、この桜は年明けにほぼ満開となってしまいました。
さて、河津桜はどうかと言うと、寒さを受けないと花芽が動き出さないためこの休眠打破がいつ行われたかで開花日が大きく変わってきます。
本日11/17現在の河津川沿いの並木はどうなっていたのかと言うと、すでに開花または花芽が飛び出した開花寸前の個体が数本あったり、一部の枝でそのような状況だったり、まだ茶色い包皮に硬く閉ざされた花芽も見られました。
これらは、休眠打破のタイミングがそれぞれで異なったからだと思われます。
ちなみに「雨が降ると開花する」とよく言われますが、極限の水分不足でギリギリの状況でないかぎり、雨と開花との因果関係はないと桜の権威が言っていました。あくまで温度なのです。
現段階では、昨年のクリスマス寒波以来温暖な日が続いており、第一回河津桜祭り開催以降で最も早い状況と言えます。
・原木
全体的に花芽が膨らんでいて一部の枝で開花している
ただこの開花はソメイヨシノで言う開花とは異なり、今後、他の花芽が連続して咲くことはない
案内看板上
庭の中側へ伸びる枝で開花が進んでいる
これまで見られない状況
・河津川沿い 並木
およそ半数の花芽はすでに丸く膨らんでいる状況
峰小橋より下流の桜並木と平均的な花芽の様子
この付近の並木は休眠打破が早いと考えられ、スタートは早いが、その後の加温は下流部より低く開花へのスピードは若干遅くなる
いで湯橋上流
豊泉園地足湯前 例年とおり先駆けて開花 葉が残る
笹原公園大看板付近
館橋下流部 公共放送定点カメラ設置場所(現在なし)
河津駅前
河津川沿い並木全体の花芽の総数を100とし、1/17現在の花芽の状態を%で表示します。
茶色い包皮で覆われている・・・35%
全体が丸く膨らんで緑がかっている・・・54%
蕾の先端が見えている・・・10%
蕾が短く飛び出している・・・1%
蕾が長く飛び出している・・・0.02%
開花寸前・・・0.01%
開花中・・・0.01%
<開花予想>
現在「全体が丸く膨らんで緑がかっている」・・・54%が開花するのは
今後、気温推移が平年並みとすると・・・2月20日前後
3月上旬並みの気温の高い状態が続いた場合・・・2月15日前
最高気温が10度以下、最低気温0℃の日が続いた場合・・・・・・2月25日以降
※なお河津桜は3-4分咲でも十分すばらしいです。
※ 次回更新は2月1日を予定しています。
2024シーズン 河津桜散花予想 2月24日現在(今シーズン最終回)
2024シーズン 河津桜開花予想 2月16日現在
2024シーズン 河津桜開花予想 2月11日現在
2024シーズン 河津桜開花予想 2月1日現在
2023シーズン 河津桜開花予想 3月6日現在 今季最終
2023シーズン 河津桜開花予想 3月1日現在
2024シーズン 河津桜開花予想 2月16日現在
2024シーズン 河津桜開花予想 2月11日現在
2024シーズン 河津桜開花予想 2月1日現在
2023シーズン 河津桜開花予想 3月6日現在 今季最終
2023シーズン 河津桜開花予想 3月1日現在
Posted by 謎の住人 at 16:43│Comments(1)
│河津桜開花情報
この記事へのコメント
情報をありがとう!満開の河津桜を見るのを夢見ていたので、ずっとあなたのウェブサイトをフォローしていました。 2月26日にお祭りに行く予定です。今日は良い日になるでしょうか?桜はまだ満開でしょうか?
Posted by Davi (Brazil) at 2024年01月23日 07:53